お仕事

「手前味噌生活のすすめ」

こんにちは!

管理栄養士GOHAN-MAYUです。

 

 

先日、味噌作りのワークショップを行いました。

「手前味噌生活のすすめ」と題して

鴻巣で野菜やお米を作られている木食草衣さんとの

合同企画でした。

 

味噌作りはとってもシンプルです。

大豆を茹でて潰して、

お塩と麹と混ぜる。

そして保存容器に詰める。

 

たったこれだけのことですが、

どんな材料を使うか、

どんな割合で仕込むか、

どんな容器に詰めるか、

どんな所で作るのか、

どこに保管するか、

その他にも色々な事が関わりあって、

それぞれ違った味噌が出来上がります。

 

 

今回、同じ材料を同じ割合で使って作った参加者の方のお味噌も、

出来上がる頃にはそれぞれちょっとずつ違った顔を持った

お味噌になるはず。

それがまた面白い。

 

そしてこの企画は

「みんなで手を動かす」ということが一番のミソ。

 

茹でた大豆は、機械で一気に潰してしまうと簡単ですが、

今回は袋に入れて手で潰して頂きました。

決して難しい作業ではないので、

一人でもできてしまう味噌作りですが、

ワイワイとみんなで手を動かしながら、

その場の空気も一緒に仕込むことも、

お味噌のうまみになるはずです。

 

 

そして、作業の後にはみんなでごはん。

「手を動かす」ことがミソな会なので

炊きたてごはんで、その場でおむすびを結びました。

 

普段、カフェでのごはん作りや出張料理で

素手でおむすびを結んで提供することは

ほとんどありません。

衛生上の問題です。

 

でも、【おむすび】は私にとってはちょっと特別なものです。

 

「料理は愛情」という言葉を言われている方が

いますが、まさにそうで、

 

「おいしく食べてほしい」と作られた料理と

「お腹いっぱいになればいいよね」と適当に作られた料理は

同じ材料、レシピで作ってもやはり違ったものになると思っています。

 

そして「手当て」という言葉があるぐらい、

「手を使う」ことは力のあることだと思っています。

 

おむすびは両手を使って結ぶもの、

手のひらの中でできるもの。

なんだが適当な気持ちで作れない料理です。

(邪心がそのまま乗りそうで・・・笑)

 

木食草衣さんが丹精込めて作った

無農薬天日干しの玄米を7分づきにして、

具にも自家製梅干しや、

去年仕込み、2年熟成のお味噌、

野菜味噌や漬物を使って、

お一人お一人におむすびを結びました。

 

意外と

炊きたてのごはんで作られたあったかいおむすび、や

自分のために結ばれたおむすび

を食べるのは大人なると機会が減ってくるのでは・・・?

 

みなさん、ワイワイと楽しそうに召し上がっていただき、

おかわりも沢山して頂けて嬉しかったです。

 

途中、「味噌」について

農家さんの立場から、

管理栄養士の立場から、

の小話なんかもさせて頂きながら、

参加者のみなさんのおかげで

楽しい会となりました。

ありがとうございました。

 

みなさんが作られたお味噌の成長が楽しみです。

 

今後も木食草衣さんとは

「手仕事のすすめ」の会を企画していきたいなと

言っていますので、またお知らせさせていただきまーす!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

明日もおうちごはんが美味しく楽しいものでありますように!