栄養学の超キホン

【栄養学の超キホン④】ぜったい知っていて欲しい!3つの栄養素の役割

こんばんは!

管理栄養士GOHAN-MAYUです!

 

 

昨日は食べ物から取り出された栄養素が

カラダのなかで担う3つの役割について書きましたが、

どんな栄養素がその役割を担っているか知っていますか?

 

栄養素はたくさんありますが、

体内での働きが似たものをまとめると

5つに分けられます。

 

これが5大栄養素と呼ばれるものです。

その中でも摂取量が多い3つが

①糖質

②脂質

③たんぱく質

でこれを3大栄養素と呼んでいます。

 

 

糖質は「主にカラダを動かすエネルギーになる」役割を担います。


消化・吸収が良く、エネルギー源として真っ先に使われます。

 

スポーツ選手が試合の前にバナナを食べるなんて話を

聞いたことがありませんか?

 

これは、試合で激しく動いたり、瞬時に判断するためには

たくさんエネルギーが必要だからこそ、

消化吸収が早く、素早くエネルギー源となる糖質をとる

ことがひとつの理由です。

 

 

 

脂質は「主にカラダを動かすエネルギーになる」「主にカラダをつくる材料になる」「主にカラダの調子を整える」役割を担います。


脂質は少量でたくさんのエネルギーを得られます。

使われなかったエネルギーは体脂肪として蓄えられ、

貯蔵エネルギーとして働いたり、

体温の維持や臓器を守る役割を果たしています。

 

また、細胞膜の構成成分として

カラダをつくる材料となったり、

ホルモンの生成に関わって、

カラダの調子を整える役割も果たしています。

 

 

たんぱく質は「主にカラダを動かすエネルギーになる」「主にカラダをつくる材料になる」「主にカラダの調子を整える」役割を担います。


たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚、毛髪などカラダの組織を構成し、

酵素、ホルモンとしてカラダの調子を整える役割も担っています。

また、カラダが飢餓状態に陥るとエネルギー源としても利用されます。

 

 

糖質、脂質、たんぱく質

良く知っている栄養素だと思いますが、

その役割はひとつだけでは無く、

どの栄養素もカラダにとって必要であること、

改めてお分かり頂けたでしょうか!?

 

 

明日は5大栄養素うち残り2つ

ビタミン・ミネラルについてご紹介します!

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

明日も美味しく楽しい1日でありますように!

 

 

【参考文献】

吉田企世子 松田早苗『からだにおいしいあたらしい栄養学』(2016)高橋書店

『オールガイド食品成分表2017』(2016)実教出版