お仕事

「繋ぐ」新鮮野菜のビビンパ弁当

先週日曜日、北本団地内に新しくできたシェアキッチン「中庭」のお披露目会にて、振る舞いのお弁当を作らせて頂きました。

「中庭」は北本団地の空き店舗を改装して作られた場所で団地の活性化プロジェクトの中心となるスペース。また北本に面白い場所が増えましたよ!

「豪華でなくていい、素朴でも美味しいものは皆んなを繋げる。中庭はそんな場所にしたいというメッセージを込めたごはんを」と担当者からの想いをきいて、

【北本やさいで作るビビンバ弁当】を作りました。

北本やさいで作るビビンバ弁当

ぐるぐるとよく混ぜて食べると、素朴だけれどしみじみ美味しい、ビビンバです。

お米や野菜は今回もいとうふぁーむさん。

色々な種類の野菜たちをたっぷりと!ご用意くださりました。

ありがとうございました!

もちっと甘味の強い無農薬のコシヒカリの上に、
たっぷり野菜のおかずを乗せまたした。

どの野菜たちも採れたて、超新鮮。
(きゅうりのトゲトゲで怪我しそうになるレベル!)

いとうふぁーむさんの紫もち麦入りの肉味噌と

甘酒から作る自家製コチュジャン

ぜーんぶ混ぜ混ぜして召し上がれ!

紫もち麦のハナシ

紫もち麦はとっても栄養価の高い食品。
食物繊維が豊富でポリフェノール類も含む。

その上、いとうふぁーむさんの紫もち麦は無農薬栽培。貴重な食材です。

この紫もち麦に出会ってから、日常の食事に無理なく取り入れられるといいなと色々料理しています。

今回は味の決め手の肉味噌と一緒に。

プチプチと歯応えのある食感が楽しく、噛む事で満足感も高まります。麦や雑穀はご飯に混ぜて食べることが多いですが、「やっぱりごはんは白ごはんで食べたい!」という人も多いもの。そんな方にも美味しく食べて頂けたのでは無いかな〜なんて思っています。

紫もち麦、そのままご飯に混ぜて炊くのも良いのですが、スープに入れたりサラダにトッピングしたり、色々な楽しみ方ができるので、是非取り入れてほしいです。

私からもオススメの食べ方をこれからご紹介できるようにと色々研究中です。いつかご紹介しますねー!

もっちり甘い無農薬のお米

お米も無農薬で作られていますが、確かに、白ごはんで是非食べて頂きたいほどに美味しい。

もっちり艶があって甘味が強い、噛むほどに美味しいお米。伊藤さんと直接お話しすると、最近は気候の関係(気温の上昇)でお米の産地が昔と変わってきているとのこと。

美味しいお米を作るには、水が冷えること(寒さ)が必要なんですって。いとうふぁーむさんのお米は地下水を使っているので、冷たい水をお米に届けることができる、美味しさの秘密のひとつはココにあるかも!というお話しも聞く事ができました。

「ごはんがとっても美味しかった!」という声がちらほら届いていて嬉しい限り。ぜひ直売所で!とお声がけしました。実は今回、とても量が多かったので沢山の量を一気に炊かねばならない関係で、このお米のポテンシャルを引き出しきれて無いのが悔やまれるところ(それでもできる限りの工夫はしたのですが・・・)。

このお米、もっともっと美味しく炊けるので是非ぜひご家庭で炊いて食べてみてほしいです。

こどもがバクバク食べました!

片付けなどもあり、あまり長く会場にいられなかったのですが、後からご感想のメッセージを沢山いただき感激しています。

「彩がきれいで感激した」「やさしい味で美味しかった」「野菜の味がしっかりたのしめた」などなど沢山のお声をいただいているのですが、「こどもがバクバク食べた」なんて声も。

普段野菜を食べないこどもが沢山食べました!

というお声は、実は本当に良くいただきます。

特別に子ども向きにと考えて作っているわけではないので、何でなんだろうなーといつも考えています。

もし何か秘密があれば(笑)、お母さんたちにシェアしたいのですが、私が今持っている考察としては

・雰囲気で美味しい(つまり料理がどうかはあまり重要でないw)

・シンプルで美味しい

が美味しいというところかなー。

長くなりそうなので、別でまたご紹介させていただきます。

「繋ぐ」

さて、一番嬉しかったことは、

お弁当を食べて美味しかったので、野菜を買いにきてくださった方がいたよ!というお話し。

紫もち麦を買ってみました!という方もいらっしゃいました。

GOHAN-MAYUの活動としてこんなに嬉しいことは無いのです。

ごはんを食べて、美味しいから買ってみよう、作ってみよう、そういうふうに繋げていけたらと。

「私も北本で野菜を作っているんですよ!」

そんなふうに声をかけてくださる方もいらっしゃいました。そう、北本ではいとうふぁーむさん以外にも沢山の方が色々な野菜を作ってらして、直売所や農協で購入できます。地元で作られた新鮮で美味しいものが手に入るってすごく贅沢だよなー。是非活用してほしいです。

食材の作り手さんと食べる方と、食べた人たちがこれは何だろうね、って話をしたり、そんな風に皆さんを繋げる役割が担えていたら嬉しいです。(担当者さん、意図が伝わったかねぇ!?笑)

ちなみに、飾りに使ったにんじんの葉っぱや、お弁当に水分が出るのを防ぐために取り出したトマトの種の部分など、これもお家に帰ってしっかり頂きましたよ〜

人参の葉っぱは最近チヂミにするのがブームで、より美味しく食べられないか研究中。トマトの種の部分はブレンダーでガーッと液体にして、種を濾して、豚肉と玉ねぎと味噌入れて味噌汁にしたりもしましたが、そのまま飲んでみたらとんでもない美味しいトマトジュースだったのでそのままほとんど飲んでしまいました笑。

普段だったらここまでするかなぁと思うのですが、大切につくられた野菜たちと思うと、簡単に捨てることができませんね。作り手さんの顔が見える、話ができるというのはこういう面でもいいなって思います。食材に愛着が湧く。

さて、北本団地の「中庭」主にはジャズ喫茶としてスタートするようです。グランドピアノが入ったりしてとってもステキな空間に。シェアキッチンとして、街の人たちが持っている、やりたい、やってみたいを実現して繋げる場所になっていくみたい。とっても楽しみです!

最後になりますが、大量のお弁当を作るのには流石にひとりでは難しく。
スーパー助っ人、かよちゃん・ゆかちゃん・なつくん本当にありがとうございました!

終わらない仕込みはないのだ!