埼玉県の中心部、北本市は面白い街です。
いつから「北本、最近すごいよね・・・！」と言われるようになったろうか。
私は子供のころは「なにもない街だな〜」なんて思って過ごしていたし、思春期の頃には自分の街で遊ぶなんて発想は全く無かったな。
でも、今北本市は「自分の街を面白がる」と若い人から人生の大先輩まで、いろんな方が活動していて本当にワクワクする場所になっています。
素敵なお店が増えてきている他にも、色々なイベントやマーケットが企画されている北本市。私も度々、参加させて頂いています。
先日の「つみいしマーケット」で作ったものたち。
北本の魅力のひとつに地元でとれる美味しいものがある。という点があると私は思っていて、出店の際にはできるだけ北本産のものを使っています。
出店前日に仕入れをしてからメニューを考えるのでなかなか細かい説明ができない事が多いのが残念なところ。なので、大分遅れてしまったけれどここでご紹介したいと思います。
4月のメニューはカレー！
つみいしマーケットの主催者でもある暮らしの編集室のメンバーからの強いリクエストによりカレーを作りました。
お子さまや男性にも食べやすい味の「チキンカレー」とちょっとエスニックな香りが好きな人にも楽しんでもらえる「スパイスベジタブルボウル」。そのほか、「北本トマトとパンのサラダ」「紫もち麦と緑豆のココナッツ汁粉」も作りました。
お野菜とお米は全ていとうふぁーむさん。いつもありがとうございます！
チキンカレー
チキンカレーは飴色に炒めた玉ねぎがベースで油少なめ、小麦粉不使用のさらりとあっさりとしたもの。ルウを使わずカレー粉やスパイスを合わせて作りますが、たっぷり玉ねぎとトマトの甘味で何となく食べ慣れたカレーみないな味わいできっとお子さまにも食べやすいのではないかな！（マーケットには小さい子どもたちがたくさんで賑やか！）
新にんじん、たけのこ、あまーい紅はるかをグリルしてトッピングしました。
いとうふぁーむさんの直売所ではとりたて筍が並んでいた時期。しかも茹でてあるものも並んでいてうれしい・・・！もう時期的に終わってしまったと思いますが、この時期は見逃せないご馳走です。
スープにも使わせてもらって大好評な紅はるかももうそろそろ終わりみたいです。また秋になるのが楽しみだな。
今年の秋冬はあまーいさつま芋のポタージュたっぷり作りますよ！
スパイスベジタブルボウル
黄レンズ豆のカレー煮、ナスとズッキーニのサブジ、きゅうりのアチャール、パセリ、トマトを乗せました。ぐるぐると混ぜて食べていただきたい、ぐる混ぜごはんです。
もしかしたらちょっと味の想像がつきにくいかな・・・？
「スパイシーだけどなんか優しくて食べやすい！」と食べた方からは言っていただきました。
そうなの、なんか優しくなっちゃうのです。笑
「毎日食べられる味」をベースにしている私が作る料理なので、「本格スパイシー！」とはいかないのですが、「それが良いよ！」と食べて頂けてうれしい。
とーってもフレッシュなきゅうりはさっぱりとレモンをきかせた味付けに。
「ちょうど出始めましたよー！」といとうふぁーむさんにご紹介いただいた茄子とズッキーニもとっても瑞々しい！
少しスパイスをきかせたごはんがススム味つけです。
そこに真っ赤なあまいトマトをたっぷり乗せて。
季節に合わせて使う野菜を変えて作りたいスパイスボウルです。その時、その時で味わいが変わるのも季節の移り変わりだなと楽しんでいただけたらうれしいな。また作ります。
北本トマトとパンのサラダ
北本トマトカレーが一躍有名！？になったように、北本のトマトは甘くて美味しい。
直売所にも真っ赤なトマトが沢山並んでいます。
フレッシュなトマトやきゅうり、バジルをシンプルなドレッシングで和えて、噛むほどに味わい深い自家製酵母で作ったバケットを合わせます。パンが野菜から出るジュースを吸ってこれまたとっても美味しいのです。サラダと言っていますが、結構ボリュームがあるのでおつまみにも、軽食にもおすすめ。
紫もち麦と緑豆のココナッツ汁粉
いとうふぁーむさんのお米やもち麦は無農薬でとても手をかけて作られています。栄養価が高く、ぷちぷちっとした食感が楽しいこの紫もち麦を私はとーっても好きで、色々な料理に使えないかとチャレンジ中。
冷たいココナッツ汁粉に豆乳のゼリーと紅はるか、ぷちぷちとした食感のもち麦が入ってなんともくせになる味わいに！
これから暑い季節にぴったりの、なかなか健康的なデザートじゃない？？
とっても評判が良く、たくさんお求めの声をいただくので毎回出店の際にはお持ちしたいなと思います。
旬をたのしむ
地元で採れる食材を使えるということの良いところは何と言っても新鮮なことだと思います。やっぱりスーパーに並ぶ食材だとそうはいかない。
キラキラとして瑞々しい食材たちをみていると、わたしもテンションが上がって、ついつい買い過ぎてしまうくらい。食材から元気をもらいます。
それに作り手の方から直接お話を聞きながら買えるというのもとっても良くって、直売所でお話をしながら、素材についていろんなことを聞いたり「あぁ、もうこんな時期なのですねー」「この間のドライトマトめちゃくちゃ美味しかったです！」なーんて雑談できるのもうれしい。
ますます食材に愛着が湧くのです。
ぜひ、自分の住む街でそういった場所がある方は利用して欲しいなと思います。
