食と栄養コラム

「和牛」と「国産牛」違いを知っていますか?

\自分や大切な人が食べるものを自ら選べる、一生ものの力をつけよう/
まずは
【あなたの食べるものを選んでいるのは誰ですか?】
【食べ物を選ぶ時○○を見ていますか?】をお読みください!

私たちが食べ物を購入する時、
様々な商品の中から自分に合ったものを選びとる事ができる様、
「食品表示法」に基づいて沢山の表記がされています。

でも、表記の意味を知っていなくては正しく理解できない、
分かりにく表記って沢山あると思いませんか?

「和牛」と「国産牛」同じだと思ってない?

例えば、「和牛」「国産牛」。
同じ意味だと思っている方、いませんか??
同じに使っている方、いませんか???

細かい決まりはあるのですが、
まずひとつ、分かりやすい所で言うと、
和牛は日本で生まれた牛ですが、
国産牛は日本で生まれているとは限りません。

外国で生まれた牛でも、
国内で育った期間が長く、国内でと畜されたものは
国産牛です。

一方で和牛と呼ばれるには2つの条件があり、
①4種の品種(黒毛和種など)、またはその交雑種である。
②日本で生まれ育っている。
このどちらも満たしている牛のことを言います。

国産牛イコール和牛ではないという訳なんです。

和牛と国産牛についてもっと知りたい方は下のリンクから見てみてくださいね〜!

国産牛の履歴書、見た事ある?

国内で飼育された牛肉には1頭1頭に
「個体識別番号」という10桁の数字がついています。

これは、牛トレーサビリティ法によってBSEのまん延防止のために始まったもの。個体識別番号により、 一般の人でも、その牛がいつ・どこで生まれ、育てられ、 食肉処理されたかや、品種などが確認できます。

家畜改良センターという機関の「牛の個体識別情報検索サービス」で検索することができます。

意外と勘違いしている事があるかも・・・?

今回ご紹介した「国産牛」「和牛」の様に、
一般的な考え方だけだとちょっと分かりにくい表示というのは
いくつもある様な気がします。

ちょっと頭の片隅に入れておくと、
何かの役に立つかも・・・?というこんな情報も
これからちょこちょことご紹介していきますね。


参考文献(2020.7.15閲覧)
農林水産省/和牛等特色ある食肉の表示に関するガイドライン
農林水産省/牛・牛肉のトレーサビリティー
独立行政法人家畜改良センター/「牛の個体識別情報検索サービス」
消費者庁/生鮮食品品質表示基準改正(畜産物の原産地表示)に関するQ&A